生活・健康

ワクチン早期実用化の理由、あなたは説明できますか?

ワクチン早期実用化の理由、あなたは説明できますか?

新型コロナワクチンって従来のワクチンよりも簡単な確認しかしてないから不安だよね

なんか新しい技術で作られたワクチンらしいけど、急に出てきたワクチンは怖い

というような、新型コロナウイルスワクチンが早期実用化が実現したことへのネガティブな意見を度々耳にするのではないでしょうか?

そんな人はこんな特徴を持っている場合があります。

ワクチン早期実用化を不安がる人

  • 科学をまともに勉強したことがない
  • よくわからない、新しいものは怖い人
  • こんにゃくゼリーを規制して餅は規制しない人

マイノリティゆき

今回は新型コロナウイルスワクチンがなぜ早期実用化できたのかについてお話します!

承認プロセスは他のワクチンと同じ

まず安全性についての話をします。

現在(5月2日時点)、日本で接種されているワクチンはアメリカのファイザー社のものです。

アメリカで研究・開発されたワクチンの実用は通常、以下の臨床試験・承認審査をクリアする必要があります。

アメリカのワクチン承認プロセス

動物試験→第1相臨床試験→第2相臨床試験→第3相臨床試験→承認審査

新型コロナワクチンでもこの承認プロセスは省略されずに行われました。

さらに日本では、海外からのワクチンに以下の承認プロセスを設けています。

海外ワクチンの日本での承認プロセス

海外で承認されたもの→日本人対象の臨床試験→日本の承認審査

当然のことながら、このプロセスも省略されることなく行われています。

そのため、新型コロナワクチンは、他のワクチンと同様の安全性・有効性が確認されています。

マイノリティゆき

承認プロセスが早く進んだ理由の1つは、アメリカのFDAが優先的に審査をしたためだそうです。

マイノリティゆき

他の薬やワクチンよりも優先して安全性の検査をしたということですね。

20年来の技術が集結したワクチン開発

安全性・有効性の確認が他のワクチンと変わらないのに、なぜ早期実用化が実現したのでしょうか?

それは10~20年に渡り技術開発を行ってきたmRNAワクチンウイルスベクターワクチンを実用したためです。

これまでのワクチン開発とmRNAとウイルスベクターワクチン開発のプロセスの違いを見てみましょう。

・従来のワクチンのプロセス
1. ウイルスの遺伝子解析
2. ウイルスを不活性化
3. ウイルスの培養方法を調査・培養
4. 臨床試験・承認審査

・新型コロナワクチンのプロセス
1.コロナウイルスの遺伝子解析
2. コロナウイルスの遺伝子情報をmRNAまたはウイルスベクターへ導入
3. 臨床試験・承認審査

簡略化したプロセスのため、ぱっと見た感じ違いがそれほど感じられないかもしれませんが従来のワクチンにあったウイルスの不活性化と培養方法の調査が不要なことが大幅な時間短縮をしたポイントです。

不活性化と培養方法の調査が不要なことで、通常最短でも5年かかると言われていた開発が1年で短縮されます。

マイノリティゆき

この技術は将来の感染症の危機に備えた技術だったそうです。人類すごい…

話題の3社のワクチンの種類は?

ファイザー社のワクチン他に、日本で承認が期待されているのはアストラゼネカ社とモデルナ社のワクチンです。

この3社のワクチンの種類と特徴は以下の通りです。

メーカー

ワクチンの種類

有効率

保存温度

ファイザー社 mRNA 95% -75℃
アストラゼネカ社 ウイルスベクター 70% 2~8℃
モデルナ社 mRNA 94.5% -20℃

現在接種されているファイザー社と近々承認が期待されているモデルナ社のものはmRNAワクチンで、アストラゼネカ社のものがウイルスベクターワクチンです。

特徴を見た限り、mRNAワクチンは有効率が高いけれども保存温度がネックになり、ウイルスベクターワクチンは有効率が低いけれども保存条件がmRNAよりも易しいですね。

マイノリティゆき

今後mRNAワクチンをコロナ以外でも見かける機会が多くなりそうですね!

終わりに

「ワクチン早期実用化の理由、あなたは説明できますか?」について説明しました。安全性・有効性を確認する承認プロセスは変わらずに、約4年も短縮できた新しいワクチン開発技術はすごいです。

またこちらの内容は以下の本を参考にしています。
興味がありましたら手にとってみてはいかがでしょうか?

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マイノリティゆき
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