マイノリティのすすめ

『ソシオパスの告白』本のまとめ

おすすめの読者
・いろいろな人の自伝に興味がある方
・「ソシオパス」の心理を知りたい方
・人に興味がある方

読む前に

著者「M・E・トーマス」とは?

現役の弁護士。著者は、ソシオパスと診断された経験をもとに、彼女のブログ『SociopathWorld.com』を始めたものが出版された。

引用元:Amazon

“ソシオパス”という言葉ですが、聞き慣れない方が多いのではないでしょうか。

この本では、ソシオパスと診断された著者が、幼少期から現在までの人と違った考えと体験をブログに綴り、それが出版されたものです。

そのため、著者視点での話の展開となるため、科学的な見解のあるものというよりもソシオパスの自叙伝という認識で読んだ方が勘違いなく読めます。

読み進めるにあたり、知っていた方がよい情報や、面白かったところと感想を交えてお話します。

ソシオパスの特徴

ソシオパスの特徴

  • 後悔や恥の欠如
  • 病的な利己主義と愛する能力の欠如
  • 表面的な魅力と高い知能
  • 不適切に動機づけられた反社会的行為
  • 非人間的で、些末で、あまり統合されていない性生活

上記の特徴は1941年からクレックリー博士がサイコパス(ソシオパス)の16特徴について提示したものです。半世紀以上も前に提唱したものではありますが、現在でも要因のほとんどが診断に用いられています。

上記はサイコパスの特徴ということで、ソシオパスとは違うと思われるかもしれませんが、「反社会性パーソナリティ障害」という同じカテゴリーに属しているため、ここでは一旦同じものとして話を進めていきます。

本を読み進めればすぐに、著者の異様なまでの自信と自己愛を感じることができると思います。客観的に自分を評価しているようで、常に満点の成績を付けている、そんな印象です。

これはまさしくナルシストと呼ばれるようなもので、特徴の” 後悔や恥の欠如”” 病的な利己主義と愛する能力の欠如”に当てはまります

また、本の中では、
「子供の頃に口を半分開けて目を丸くすれば大人を操れることに気づいた」
「立ち入り禁止の看板に気づかずに立ち入ったとき、注意を受けたが、その言い方が気に入らずに衝動的に殺そうと思った(見失ったため諦めた)」
「ソシオパスは人間界のボノボであり、しばしば、気楽に功利的なセックスに及ぶ」

のような発言がありますが、これは残りの特徴にも当てはまるものです。

ソシオパスとサイコパスの違い

本を読んでいると出てくる疑問がソシオパスとサイコパスは何が違うのかということです。
ソシオパスとサイコパスに関して調べた内容を以下にまとめています。

  • 両方とも反社会性パーソナリティ障害に分類される
  • ソシオパスとサイコパスの違いに明確な定義がない
  • サイコパスは近年ではソシオパスと呼ばれている

上記のように、はっきりとした定義と区分はないようですが、こころナビというサイトには以下のように分類がされています。

サイコパスソシオパス
先天的な要因育った環境や幼い頃の虐待などによる後天的な要因
計画的に犯罪を犯す衝動的に犯罪を犯し逮捕される確率が高い
積極的に他者を傷付ける衝動的で他者を傷付ける
成功者が多い長期的に仕事に就くことができない
他者と共感することがなく、愛着持つことがなく固執しない自分と同じ考えや思想を持つ相手に対してのみ共感し、固執する
治療できない治療できる
引用元:こころナビ

この分類の正確性や科学的に正しいものなのかはわかりませんが、ソシオパスの著者の過去と行動に当てはまる箇所が多くあります。

特に、サイコパスは犯罪を計画的に行うが、ソシオパスは衝動的に行うという内容については、「立ち入り禁止の看板に気づかずに立ち入ったとき、注意を受けたが、その言い方が気に入らずに衝動的に殺そうと思った(見失ったため諦めた)」この内容からも著者がサイコパスではなくソシオパスに分類できることが読み取れます。

終わりに

ソシオパスやサイコパスといったものは、いわゆる社会から不適合とされているものです。しかし、これは社会の急速な変化によって求められる・適応できる人の種類が変わっているためでもあります。

昔は力が強い人が、狩りができるという点で論理的な人よりも地位が上だったみたいなものです。また、いろいろな人の特性を知ることで、見聞が広がるとともに、状況に柔軟に対応できるようになるとも思います。

自分と違う価値観やソシオパスの特性など知りたい方はぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。

それではまた。

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