仕事・人間関係

『できる人は必ず持っている一流の気くばり力』本のまとめ

おすすめの読者
・仕事で社内外でうまく人と付き合いたい方
・営業をやっている方
・自分の人間関係における欠点を見つけて改善したい方

読む前に

著者「安田 正」とは?

株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役。対人対応トレーニング、交渉術、ロジカルコミュニケーション、プレゼンテーションなどのビジネスコミュニケーションの領域で、官公庁、上場企業を中心に1700の団体での講師、コンサルタントとして指導実績を持つ。オスカープロモーション所属。また、早稲田大学グローバルエデュケーションセンター客員教授の他、東京大学、京都大学、一橋大学などでも教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

引用元:Amazonより

この本では「人と人との間の”見えない空気”をよいものにする」ことを”気くばり力”と定義しています。

この”気くばり力”は以下の5つのアンテナ(要素)から成り立っており、このアンテナ1つずつを章立てして解説と改善方法を提案している本です。

俯瞰力:全体を見て、先を読む力
共感力:相手に寄り添う力
論理力:冷静でフェアに振る舞い、信頼を集める力
サービス精神:話してと聞き手を気持ちよくする力
尊重:敬意と配慮する力

ここから先や本を読む前に一度この本の著者が作った自分診断(登録ありの無料サイト)をすることをおすすめします。

自己診断の結果は以下のように5つのグラフで表され、どのアンテナが今の自分に足りないのかを知ることができます。(CP:俯瞰、NP:共感、A:論理、FC:サービス、AC:尊重)

自分に低いアンテナを見つけてその章から読み進めるのもおすすめです。
それでは、本の解説と感想を交えてお話します。

1章 俯瞰力の気くばり

物事を局所的に見るのではなく、俯瞰して全体を把握する力のことです。

例えば、複数人でしている仕事で遅れが発生した場合に、遅れが出ている担当の人を責めたりせずに、なぜ遅れるようなことになったのかという結果以外の根本的な原因究明を行うということです。

すると、タスクの承認までの経路が煩雑で思うようにいかないことや、他の人から引き継ぎがしっかりされていないなど根本的な原因が見えてくることがあります。

このように常に第三者視点や相手側に立って物事を考えて理解することを俯瞰力と言っています。

また、打ち合わせやご飯に行ったあと、すぐにお礼の連絡を入れる人は”すぐにお礼を言うか、明日お礼を言うか”どちらのほうが相手の気分が良いかを考えて行動するという点で俯瞰力に入ります。

2章 共感力の気くばり

共感は人が人の懐に入るのに一番重要な力と言われています。

仕事での打ち合わせで、話している相手が偶然同じ出身地や趣味を持ち合わせていると、一気に距離を詰めることができることもこの共感できるためです。

ここで言われている共感力は、共通点を見つけるだけではなく職場における潤滑油的な働きができる力を指しています。

簡単にまとめると、相手の立場になって相手の感情を想像し、行動・提案する力のことです。

その行動例は、以下です。

仕事中に寒そうにしているな、ひょっとしたら寒いのかな?遠慮して寒いって言い出せないのかも。


→「寒くない?エアコンの温度上げて来ようか?」

このような行動の積み重ねにより、「~さんならわかってくれるはずだから、一度仕事に関して相談してみよう」と問題が発生する前に事前に相談してもらえて仕事が円滑に進みます

3章 論理力の気くばり

自分の話や行動に一貫性をもたせることに繋がる力です。

この一貫性をもたせることですが、簡単そうに見えて多くの人にとって難しいものです。

その原因は感情があるからです。以下のような経験は無いでしょうか?

「この人にはお世話になっているからあんまり意見は言わないでおこう」

「仕事でここミスしたけど、隠して違う理由を話そう」

「みんな賛成だし、賛成って言おう」

これはそのときの感情によって行動が変わるため、一貫性が無いと言えます。

論理的な人が”空気が読めない””いつも冷たい”と言われるのは、この感情に流されずに自分の言動に一貫性を持っているためと言えます。

この一貫性を持つことで、上司や仲間から信頼を集めることができます。

また、気くばりという点では、相手が知りたい情報を知りたい順で提供することができ、上司や取引先との打ち合わせが円滑に進み、ここでも信頼を勝ち取ることができます。

4章 サービス精神の気くばり

話してと聞き手を意識した、気くばりのことを指し、主に目や耳から入る情報の気くばりです。

自分が話をしているときに、無表情で話を聞かれるよりも、笑顔でうなずきながら、ときには「なるほど!」と言われながら話を聞かれる方が話し手として気持ちがいいですよね。

この言葉に頼らない気くばり力がサービス精神となります。具体的な方法としては、以下があります。

・口角を上げて笑顔を作る
・3割増しのリアクション
・話をちょっと盛って褒める

これで話し手や聞き手が気持ちよくなり、年代関係なく打ち解けることができます。

5章 尊重の気くばり

これは、相手を個人として認識をして接することです。

例えば、仕事終わりの声かけで「おつかれさま」よりも「~さん、おつかれさま。今日~の仕事してくれて助かったよ。」と伝えられる方が気持ちよくないでしょうか?

これは「おつかれさま」という言葉に個人が特定されておらず、いわゆる誰にでも通用する言葉になっているからです。

その一方で「~さん、おつかれさま。今日~の仕事してくれて助かったよ。」には、人の名前やその人がした仕事内容を入れないと伝わらない言葉になっています。

相手を相手として認識して、置き換えできない言葉を伝えることが「自分は大事にされている」「自分をしっかり見てくれている」と思ってもらえることに繋がります。

終わりに

ルールはすべてで25ありますが、そのほとんどが言われなくてもわかっているよというような内容です。

ですが、わかっていることと行動できていることは違いますよね。そういう意味では非常に耳が痛い内容となっています。

人間関係に悩んでる方や外国人と仕事で付き合う機会が多い方におすすめできる一冊です。

各章を簡単に紹介してきました。本にはいろいろな場面を想定した各アンテナに対しての改善方法が記載されています。

そのため、冒頭の自己診断をして、自分に足りないなと思える箇所があれば本を手に取り、その章だけ読んでも気づきになると思います。

仕事を円滑に気持ちよく進めるための一冊でした。

それではまた。

アクティブなインドア
マイノリティゆき
日常の悩みや疑問を本から得たマイノリティな知識・情報で解決するブログです!本を月2冊以上読めば、誰もがマイノリティ思考を手に入れることができます。このブログを通じて本を読んでもらえる方が増えることが目標です。