生活・健康

『服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ』本のまとめ1

『服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ』本のまとめ01

おすすめの読者
・健康に気を使っている方
・これから健康のためにサプリを始めようと思っている方
・現在薬を服用中の方

読む前に

著者「鈴木 祐」とは?
サイエンスライター。1976年生まれ。慶應義塾大学SFC卒。年に5,000本の科学論文を読み続け、雑誌やウェブで最新の健康科学の執筆を手がけている。
近年では自身のブログ「パレオな男」で健康、科学、心理に関する最新の知見を紹介し続け3年で月間100万PVを達成。著書に「一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書」(扶桑社)など多数

Amazonより引用

この本では発表されている論文をベースに”実は体をだめにしている薬やサプリ”を紹介しています。
著者は医学に精通しているわけではないですが、いくつもの論文を読み比べ質の高い研究結果を根拠に話をしているので、科学に精通している医者が調べても同じ結論になるかもしれません。

本の中では、薬の成分も研究結果を踏まえて”服用すると危ない”と言ったりしていますが、実際に薬を服用されている方は勝手に服用をやめたりせずに、担当医師に相談することをおすすめします。

薬とサプリの3つの真実

薬を飲めば治る!サプリを飲めば健康になる!と思われているかもしれませんが、
近年、薬やサプリの服用による健康被害が増えていることも事実です。

ドラッグストアやコンビニで手軽に購入できる入手のしやすさや
企業の広告による服用することに何の抵抗がなくなっていることも大きな原因としてあります。

ですが、薬とサプリはまだまだ発展途上の分野です。
ここでは薬とサプリの残酷な3つの真実をご紹介します。

薬とサプリの残酷な3つの真実

  1. 医者でも薬とサプリの本当の害はわかっていない
  2. 薬やサプリに思ったほどの効果がない
  3. ヒトの体は、どんどん薬の作用が出やすくなっている

①医者でも薬とサプリの本当の害はわかっていない

医薬品の安全テストではしばしば高齢者を除外している

安全テストでは若者を対象としたものはあっても、高齢者をテスト内に含めているものは多くありません。
高齢者は複数の薬を服用していることが多いため、医薬品の安全テストにおいて問題が発生した際に、原因がどの薬にあるのかが不透明になることが背景としてあります。そのため、正確なデータを集めるためにも高齢者をしばしば除外しています。

しかし、実際に薬を服用する機会が多いのは中高年や高齢者です。若者を対象にしたデータが中高年や高齢者に当てはめても正しい危険性は判断できません。

薬が本当に必要な高齢者への危険性がはっきりしないのが、現在の医薬品です。

サプリや健康食品は安全テストが甘い

サプリや健康食品には法律的な定義はありません。そのため宣伝されているメリットがあるかに疑問が残るものです。また最近では「機能性表示食品」のあるものも増えていますが、栄養素機能についての説明であるためその効果効能がそのまま得られるかと言うと疑問が残ります。

機能性表示食品について
機能性表示食品制度とは、国の定めるルールに基づき、事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要な事項を、販売前に消費者庁長官に届け出れば、機能性を表示することができる制度です。
特定保健用食品(トクホ)と異なり、国が審査を行いませんので、事業者は自らの責任において、科学的根拠を基に適正な表示を行う必要があります。

消費者庁のサイトより引用

一つ言えるのが、お金と時間を膨大にかけて安全テストや研究・調査されている医薬品の害がわかっていないのに、よりお金と時間をかけずに安全テストされているサプリや健康食品はもっと「もっとわからない」ものです。

②薬やサプリに思ったほどの効果がない

トクホの審査が当てにならない

緑茶やコーラ、サイダーなどトクホマークが付いている通常よりも割高な飲料水を最近よく見かけます。
トクホのマークがあるから安心!と思っている方にお伝えするのは「トクホの審査は当てにならない」ということです。

トクホ(特定保健用食品)について
生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、消費者庁長官の許可を得て特定の保健の用途に適する旨を表示できる食品です。

特定保健用食品に含まれる保健機能を有する成分を「関与成分」といいます。通常、特定保健用食品は有効性・安全性を消費者庁が個別に審査します。有効性の証明として、査読付きの研究雑誌に掲載されることが条件となっています。また定められた試験機関によって関与成分の含有量の分析試験も行われます。こうした審査を経て認可された食品は特定保健用食品としてマークと、特定の保健機能について表示することができます。
厚労省のサイトより引用

例としてサントリーの「ボス グリーン」の宣伝があります。
これは”コーヒーオリゴ糖”という食物繊維が配合されたトクホ飲料です。

https://www.suntory.co.jp/softdrink/boss/tokuho/ より引用

1日1本の「ボス グリーン」を16週間ほど飲み続けると、お腹の脂肪面積が-20.8cm2も減るというものです。
なんとなくすごそうに思えますよね。
では、その効果は体にどの程度でるものか想像付きますでしょうか?

その答えは「ウエスト85cmの人が腹部の半径が2mm減る!」ものです。

「ボス グリーン」割高なコーヒーを16週間買い続けて飲みウエストを数ミリ減らすことができる、
消費者庁お墨付きの”トクホ”効果を感じたい方はトクホマークの製品を購入してはいかがでしょうか?

別の実験では違う結果が出ている

先程のサントリーの実験は、参加者が46人の実験の一つです。
46人の実験であたかもすごいダイエット効果がある!と言っているように見えます。

サントリーと消費者庁が効果ありと判断した”コーヒーオリゴ糖”ですが、
海外の研究者が行った研究では全く違う結果が出ています。

その結果は「女性には何のダイエット効果も見られない」というものです。

③ヒトの体は、どんどん薬の作用が出やすくなっている

年を取ると筋肉量が減り、肌のハリがなくなりシワが増えます。
その結果、若いときに得られていた薬やサプリの効果が、年を取るごとに変わっていくという問題があります。

若い頃よりも”代謝が落ちる”、”体内の水分量が減る”、”肝臓と腎臓の機能が落ちる”ことなどが原因で、
若い頃から同じ量で日常的に薬やサプリを摂取していると、
ある時から必要以上に効果が出すぎて大きな副作用に襲われることもあります。

薬とサプリと付き合う方法

薬とサプリのデータには信頼度のランキングがあります。
研究データの結果だけではなく、科学的データの信頼度を意識する必要があります。

科学的データの信頼度

  • 1番手:メタ分析(たくさんの実験をまとめたもの)
  • 2番手:RCT(客観性が高い試験方法)
  • 3番手:観察研究(一般人の暮らしを観察するもの)
  • ビリ:専門家の意見

個人や企業の研究を鵜呑みにするのではなく、
科学的に信頼度の高い薬やサプリを選ぶことが重要となってきます。

終わりに

マイノリティゆき

 

医薬品やサプリを信頼しすぎるのはダメだよ、ということと、企業やテレビの専門家の意見を鵜呑みにするのは良くないということがわかります。トクホも実は効果がないんじゃないかという衝撃的な事実もありました。

質の高い研究に基づいた薬やサプリを選ぶことが重要ですね。
次回は「飲むと体を壊す7つのサプリ」をご紹介します。

それではまた

 

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マイノリティゆき
日常の悩みや疑問を本から得たマイノリティな知識・情報で解決するブログです!本を月2冊以上読めば、誰もがマイノリティ思考を手に入れることができます。このブログを通じて本を読んでもらえる方が増えることが目標です。