マイノリティのすすめ

『フューチャー・プレゼンス 仮想現実の未来がとり戻す「つながり」と「親密さ」』本のまとめ

おすすめの読者
・VR(仮想現実)に興味がある方
・VRの歴史と発展に関して興味がある方
・テクノロジーの発展に興味がある方

読む前に

著者のピーター・ルービン(Peter Rubin)とは?

WIREDの雑誌・オンライン版シニアエディターとしてカルチャーからデジタルプラットフォームまで幅広いトピックを担当。2014年フェイスブック社に買収されたオキュラスの特集を筆頭に、VR業界について様々な記事を執筆し、テック系のメディアでパネラーとして活躍する。ニューヨーク・タイムズ、GQ、ローリングストーンズといった数多くの媒体にも寄稿している。

Amazonより抜粋

プレゼンスという意味ですが調べると「存在、面前、人前」という意味が出ます。
そこに認識されている状態というのが意味として合ってそうです。

フューチャー・プレゼンスというタイトルは未来の存在のあり方という意味で、未来はVRといった仮想体験を指しています。

この本では(未来の)仮想体験が現実世界に与える影響とその発展に関して解説しています。

2019-2020年にかけてVR市場はデバイスやコンテンツで大きく躍動したこともあり、2019年に日本で出版されているため(アメリカでは2018年)情報として少し古さはありますが、海外の事情を知る上でも面白いかと思います。

それでは面白かったところと感想を交えてお話します。

プレゼンス/現実を超える現実感

この本でプレゼンスの意味は「バーチャル体験での五感反応」を指します。
仮想体験での五感へのアプローチは以下です。

  • 視界:目はディスプレイで覆われ、左右どちらに首を向けても移動ができる
  • 触覚:コントローラーは自然な手を再現でき、振動などのフィードバックもリアルに感じる
  • 聴覚:音は空間を表現できており、前後左右や遠近感も再現できている
  • 味覚と嗅覚:五感の多くは視覚が占めているとも言われています。視覚を通して頭の中で匂いや味を感じることができます

また、本では研究者によって仮想現実世界での新しい五感として以下を定義していたりもします。

  • 感覚:ディスプレイやコントローラーなどのデバイスが生み出すもの
  • 認識:ゲームやアプリ内での試行錯誤など精神的に作用するもの
  • 感情:仮想環境で湧く感情
  • 能動:仮想世界での繋がり
  • 関係:社会的な体験

プレゼンス発展の流れ

当初のデバイスは装着するのも一苦労で、重くて手軽さが全くありません。
また、ディスプレイも荒く、操作性のあるコントローラーもないため、仮想世界はあくまでもバーチャルにいるという認識ができていたものでした。

引用元:https://www.engadget.com/2013-12-15-time-machines.html

そこから、いかにして現実世界に仮想世界を近づけるかが研究され、デバイスは軽量化され、五感反応をバーチャルで再現するかというアプローチがハードやソフトの両方でありました。

引用元:https://magazine-k.jp/2019/06/11/30-years-history-of-vr/

そこから近年ではFacebookのOculusを始めとした手軽かつ高性能なデバイスが登場しました。デバイスの普及によりアプリケーションの開発が進み、あらゆる体験がVR上で可能となっています。

高まるユーザー体験とここでの体験がプレゼンスとなり、現実世界との関係を考えるきっかけとなっています。

終わりに

この本ではプレゼンスとはという他に、現在のVR発展までの道のりが解説されています。
そこから、VRによって感情を刺激する実例やVRポルノの刺激の強さと問題点なども書かれています。

VRに興味がある方はぜひ手にとってみてください。

それではまた。

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