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『日米で診療にあたる医師ら10人が総力回答! 新型コロナワクチンQ&A100』本のまとめ

『日米で診療にあたる医師ら10人が総力回答! 新型コロナワクチンQ&A100』本のまとめ

この本のおすすめの読者
・国民全員
・新型コロナワクチン接種の検討をしている方
・新型コロナワクチンへの理解を深めたい方

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読む前に

著者について

日米で新型コロナ感染症の治療やワクチン接種に当たっている日本人医師ら10人。新型コロナワクチンに関する一般市民の不安や疑問を解決するため、SNSを通じて情報提供を行うプロジェクト「コロワくんの相談室」を手がける。代表を務める米国内科専門医の山田悠史氏は、慶應義塾大学医学部を卒業後、日本各地の病院の総合診療科に勤務。2015年からは米国ニューヨークのマウントサイナイ大学関連病院の内科に勤務しつつ、国内では全国の総合内科医の教育団体JHospitalist Network世話人やニュースメディアNewsPicksの公式コメンテーター(プロピッカー)等として活躍中。

Amazonより引用

本の概要

「ファイザーとアストラゼネカのワクチン、どこが違うの?」
NHKをはじめとするテレビや朝日新聞などの全国紙、さらには米CNNやワシントンポスト、英BBC、ロイターなど海外のメディアにも紹介された「コロワくんの相談室」が待望の書籍化!
新型コロナワクチンへの疑問や不安をスマホに入力すると、すぐに専門家による回答が返ってくるチャットボットの内容を、大幅にパワーアップして100問100答の本にしました。
多くのイラストや図を用いているので、どこよりもわかりやすく、国内外の論文報告などの最新情報も反映しています。
「新開発のワクチンの仕組みはどうなっているの?」「新型コロナワクチン接種後に副反応が起こったらどう対処すればいいの?」など、みんなの疑問、不安にしっかり答えます!

Amazonより引用

本の目次

目次
◆第1章 ワクチンの基本的な仕組み
◆第2章 新型コロナワクチンの仕組み
◆第3章 新型コロナワクチンの効果
◆第4章 新型コロナワクチンの副反応
◆第5章 新型コロナワクチンの接種対象者
◆第6章 新型コロナワクチン接種の制度
◆第7章 新型コロナワクチン接種の実際
◆第8章 新型コロナワクチン接種後の注意

マイノリティゆき

今回は4月22日に販売して、Amazonでは品切れの「日米で診療にあたる医師ら10人が総力回答! 新型コロナワクチンQ&A100」についてご紹介します。

新型コロナワクチンに対する不安や疑問を解決する一冊です。
もし下の内容に興味を持ってもっと知りたい方は、公式サイト「コロワくんの相談室」を覗いてみたり、本や電子書籍「日米で診療にあたる医師ら10人が総力回答! 新型コロナワクチンQ&A100」を手にとってみてはいかがでしょうか。

新型コロナワクチン接種は安全?

なぜ従来のワクチンと違って実用化が早いのか?

従来のワクチンは、鶏の卵に感染力を持たない不活性化した病原ウイルスを入れ培養し、研究や開発が進められてきました。
そのため、病原ウイルスの不活性化の条件を見つけたり、ワクチンを大量に培養する方法や効果の検証を行うのに膨大な時間が取られており、こういった理由から新型コロナウイルスのワクチンも最短で5年はかかるのではないかといった意見がありました。

しかし、登場した新型コロナワクチンは、これまでのワクチンと異なり病原ウイルスを使用ないmRNAやウイルスベクターを用いたものです。
これは病原ウイルスの遺伝子情報(DNAやRNA)を用いたもので、ヒトの体内で病原ウイルスと戦うタンパク質を作るものです。

そのため、これまで時間がかかっていた、病原ウイルスの不活性化や大量培養の必要がないため時間が大幅に短縮できました。
また、mRNAやウイルスベクターを用いたワクチンは、急に出現する様々な感染症に対して素早くワクチンを作る技術として研究が進められていたもののため、昨日今日で登場した全く新しい技術ではありません。
安全性や有効性を確かめる臨床試験も、他の新薬と同様の試験基準とプロセスで行っているため、臨床試験を簡略化やスキップしたという事実はありません。

マイノリティゆき

上記をまとめると、以下ですね。

・従来のワクチンは、病原ウイルスの不活性や培養条件を探すのに時間がかかる
・新型コロナワクチンは病原ウイルスをしない、mRNAやウイルスベクターのため研究開発の時間が大幅短縮できた
・新型コロナワクチンは他の新薬と同様の臨床プロセスを経ているため、安全性や有効性は他のワクチンと同じようにある

新型コロナワクチン3種類の特徴とは?

現在、アメリカのファイザー社が開発したmRNAワクチン、イギリスのアストラゼネカ社が開発したウイルスベクターワクチン、アメリカのモデルナ社が開発したmRNAワクチンの3種類が日本での接種が検討されています。

臨床試験での有効率は、それぞれファイザー社が95%、アストラゼネカ社が70%、モデルナ社が94.5%です。
日本では現在、ファイザー社のワクチン接種が進んでいます。

しかし、海外ではワクチン接種の際にメーカーを選ぶことができますが、日本で2021年3月現在において供給されているワクチンはファイザー社のみです。そのため、ファイザー社以外の接種は不可能です。
また、複数メーカーのワクチンが流通しても、選択できるかどうかはまだ決まっていません。

メーカーワクチンの種類有効率接種対象者変異株に対する効果輸送・保存
ファイザーmRNA95%16歳以上イギリス変異株には効果あり
南アフリカ変異株には効果が低下?
冷凍(-75℃)
アストラゼネカウイルスベクター70%18歳以上イギリス変異株には効果あり
南アフリカ変異株には効果なし?
冷蔵(2~8℃)
モデルナmRNA94.5%18歳以上イギリス変異株には効果あり
南アフリカ変異株には効果低下?
冷凍(-20℃)
マイノリティゆき

モデルナ社のワクチンが個人的には有効率や輸送・保存の条件を考えると日本に流通しやすくて効果が見込めそうですね。
とはいっても、日本がワクチンをメーカーで選ぶのはもう少し先の話になりそうです。

新型コロナワクチンの効果は?

有効率(発症予防効果)とは?

よく聞く新型コロナウイルスワクチンの有効率(発症予防効果)ですが、意味を勘違いして捉えている方も多いのではないでしょうか。

ファイザー社の有効率は95%ですが、これは100人接種して95人がかからないという意味ではありません。

有効率95%とは、ワクチン接種をしていない集団で100人が発症してしまう感染症を、ワクチン接種することで発症数を5人に抑えることができるというものです。


と言っても考え方としては、有効率が高ければ高いほど新型コロナウイルス発症のリスクが抑えれると考えていれば大丈夫です。また、発症しても、重症化を予防する効果などもあります。

マイノリティゆき

有効率の考え方を勘違いしていたとしても、率が高いほうが効果が高いことが期待できるので数字をそのまま受け入れてもいいかもですね。

高齢者と子供はどこのワクチンを接種すべきか?

高齢者

現在日本で承認されて接種が予定されている3社のワクチンの内、ファイザー社とモデルナ社のワクチンは臨床試験で高齢者に対しても新型コロナウイルスに対する予防効果があると確認されています。

その一方で、アストラゼネカ社のワクチンは、臨床試験に参加した高齢者の数が少なく、十分な効果が確認できていません。そのため。アストラゼネカ社のワクチンに関しては、国によって高齢者への接種判断が分かれています。WHO(世界保健機関)は、3社いずれのワクチンも高齢者へ有効であるとしています。

今のところ、日本ではアストラゼネカ社のワクチンが承認されれば、他のワクチンと同様に高齢者へのワクチン接種を行う予定です。

子供

ワクチンいずれも16~18歳以上が対象となっています。
これが意味するのは、16歳以下が接種するとリスクが高まるといったことではなく、対象年齢以下の臨床試験結果がまだ出ていないためです。

現在、各社対象年齢を引き下げる臨床試験を行っています。

メーカー接種対象者状況(2021年3月現在)
ファイザー16歳以上12~15歳を対象とした臨床試験が終了、近々アメリカで承認申請予定
6ヶ月~11歳を対象とした臨床試験を開始
アストラゼネカ18歳以上6~17歳を対象とした臨床試験を実施中
モデルナ18歳以上12~17歳を対象とした臨床試験を実施中
6ヶ月~11歳を対象とした臨床試験を開始
マイノリティゆき

現在、日本ではファイザー社一択なので、高齢者に対する心配はアストラゼネカ社と比較すると少し低くなりますね。

今の変異株が若年層に影響が出てきているので、子供へのワクチン接種承認が早くでることが重要ですね。

新型コロナウイルスの変異株とはなにか?

現在、3度目の非常事態宣言が出される日本ですが、今回原因となったのが新型コロナウイルス変異株の存在です。

変異株とは、新型コロナウイルスの特徴が変わることを意味します。
なぜ特徴が変わるのかというと、遺伝子(DNAやRNA)が複製するときのエラーが原因です。

簡単に複製エラーについて説明すると、
私達の髪や爪が伸びたり、擦り傷が治ったりするのは、細胞が分裂して新しい細胞が生まれているからです。
細胞が新しく生まれる際には、既存の遺伝子が複製する必要があります。

この複製では、理想は全く同じ遺伝子を複製することですが、ところどころ遺伝子に不備が生じてエラーが発生します。コピー機で全く同じ文書を印刷してほしいのに、インクの状態によってかすれたり滲んだりするイメージです。

このエラーですが、通常は元に戻す仕組みが体には備わっているのですが、加齢やストレスなど体に負担がかかった状態ではエラーを見過ごすことがあり、ガン細胞といった特性が変わった細胞が生まれることになります。

新型コロナウイルスの変異株は、ヒトの体内でウイルスが増殖(遺伝子が複製)される際に同じようにエラーが見過ごされ、特性が変化したウイルスを指します。

変異株の存在によって、一度コロナウイルスにかかったヒトが再び感染したり、従来のワクチンでは効果が見込めなくなるようなケースがあります。

変異株の種類特徴
イギリス変異株伝搬性が従来よりも50~70%増加する恐れがあり、重症化しやすく致命率が約60%も増加する可能性がある。
南アフリカ変異株感染症の増加が懸念されており、過去にコロナウイルスに感染していても感染すいる可能性がある。
ブラジル変異株感染症の増加が懸念されており、過去にコロナウイルスに感染していても感染すいる可能性がある。
マイノリティゆき

世界中で感染しているということは、その分、遺伝子のエラーが発生しやすくて様々な特徴を持つ変異株が発現しやすい状況ということですね。

イギリス株が日本では大きな問題となっていますが、日本のコロナも日本株に変化をして海外で大きな猛威をふるうような可能性も否定できませんね。

新型コロナワクチンによる副反応は?

ワクチン接種による副反応の種類

接種箇所が赤くなったり、はれたりする

軽度ですが高頻度であるようです。通常3~4日で消失しますが、場合によっては1ヶ月ほど続くこともあります。治療の必要はなく、冷却で改善します。

発熱や倦怠感、頭痛

軽度ですが高頻度であるようです。通常は48時間以内に収まります。

アナフィラキシーショック(重度のアレルギー反応)

重度ですが低頻度であるようです(20万人に1人程度)。蕁麻疹、唇や手足のしびれ、まぶたの腫れなどの症状が表れます。この反応自体は他の薬やワクチンでも発生する可能性があるため、コロナワクチンに限ったものではありません。

ファイザーワクチンの副反応の発生割合

以下、厚生労働省が出しているファイザー社のワクチンを受けたあとの副反応発生割合です。

マイクロチップがワクチンに埋め込まれている?

一時期アメリカでは”新型コロナワクチンにはマイクロチップが埋められており、新型コロナウイルスの存在自体が国家が国民を監視するための陰謀だ”という話があり、ワクチン接種を拒否する団体がいることがニュースになっていました。

実際は、そのようなことはありません。というのが日米10名の医師の解答です。

マイノリティゆき

コロナワクチンでの副反応に過剰反応する方々がいますが、身の回りの薬やインフルエンザのワクチンなんかも普通に副反応でますよね。

この辺りは新規のものに対しての恐怖が影響していると考えられ、蒟蒻ゼリーよりも餅の方が喉をつまらせて死人を出している数が多いのにも関わらず、蒟蒻ゼリーだけ発売停止に追い込まれるのと近い感覚かと思います。

マイクロチップに関しては、感性が豊かで想像力があるようでいいですね。

その他の新型コロナワクチンに対しての疑問

日本で新型コロナワクチンの普及が遅れている原因

4月20日のニュースでは先進国の集まりであるOECD(経済協力開発機構)加盟国37カ国の中で、接種率がダントツの最下位となっているとあります。また、世界182カ国の中でも131位で、世界を見てもかなり接種率が低いのが現状です。

なぜ、ここまで日本の接種率が低いのか?
それは海外で開発されたワクチンは自国やその周辺地域でまず使用されるという理由もありますが、
日本では特に導入するための手続きに時間がかかるためです。

現在アメリカやイギリスといった国の会社でコロナワクチンが実用化されていますが、いずれの臨床試験の結果は自国のヒトを対象としたものです。日本で承認を行うためには、日本人を対象にした臨床試験実施を行う必要があります。

ワクチン接種や薬は、地域や民族によってその有効性や安全性に違いがないとは言い切れません。
そのため、日本人にとって改めて安全であるという確認を行っているため普及が遅れています。

新型コロナワクチン接種にかかる費用

厚生労働省によると、日本に住んでいる方なら外国人であっても、接種にかかる費用は国負担で行うことができます。そのため、日本で接種を受ける方が費用を負担する必要はありません。

新型コロナワクチン接種後の献血について

現在、新型コロナワクチン接種後に献血を行うことができません。
2021年3月現在は、接種後の献血について基準を検討しています。

アメリカでは、新型コロナワクチン接種後に、体調に問題なければ期間をあけけることなく献血ができます。
イギリスでは、新型コロナワクチン接種後から7日間明あけてから献血をするように推奨しているなど、国によっても方針が様々です。

終わりに

マイノリティゆき

話題の一冊『日米で診療にあたる医師ら10人が総力回答! 新型コロナワクチンQ&A100』で解説されていた「コロナワクチン接種は安全?」「接種による効果は?」「変異株って何?」「副反応は?」といった内容を紹介しました。

本には他にも「妊婦が接種しても大丈夫か?」「2回目のコロナワクチンの効果は?」「持病で服薬中でもコロナワクチンを打っても大丈夫か?」といった様々な質問に解答しています。

ワクチンそのものの勉強にもなるため、一家に一冊置いていてもいいかと思いました。
おすすめの一冊なのでぜひ手にとってみてください。

それではまた

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