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『ブッダの脳: 心と脳を変え人生を変える実践的瞑想の科学』本のまとめ

おすすめの読者
・心に平穏を求めたい方
・HSP傾向が高く、心の振れ幅を少なくしたい方
・ネガティブ思考が強すぎる方

読む前に

著者「リック・ハンソン」とは?
神経心理学者。著名な瞑想の指導者である。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)を首席で卒業。「神経科学と瞑想の知恵の泉研究所」の共同創業者。「The Wise Brain Bulletin」の編集者でもある。

著者「リチャード・メンディウス」とは?
脳神経科医。「神経科学と瞑想の知恵の泉研究所」の共同創業者。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、スタンフォード大学パロ・アルト校で医学を教えていた。

Amazonより引用

この本ではタイトルの通り”ブッダの脳”をいかにして手に入れるかを科学的に解説している一冊です。

“ブッダの脳”を手に入れれば、心の平安や平常心が保たれ刺激の多い日常生活から楽になることにも繋がります。

それでは面白かったところと感想を交えてお話します。

最初の矢と二番目の矢

刺激に対して感情が誘発されるというのは日常生活でよくあります。
歩いているときに肩が見知らぬ人とぶつかるという刺激に対して、怒る・悲しむなど感情が誘発されます。

この刺激を”最初の矢”感情を”二番目の矢”と本では例えられています。

刺激や感情など目に見えないものを矢という視覚的に想像しやすいものに置き換えると、自分の状況や感情を第三者目線で見ることができ、冷静を保てるメリットがあります

この第二の矢からは、自分だけでなく他者からの反応を誘発し、さらなる第三・四の矢を引くきっかけにもなりえます。


さきほどの、肩がぶつかり第二の矢で怒りがこみ上げてきて、相手に文句を言うや殴りかかることを想像してみてください。相手は謝るかもしれませんし、怒りで対応してくるかもしれません。謝ってきた場合「言い過ぎたかな…」と反省することになり、怒りで返して来た場合はさらなる怒りで応戦することになります。これが、さらなる矢です。

第一の矢は外的要因であるためコントロールできない事象ですが、第二の矢は内的要因であるためコントロールできるものでもあります。

つまり、第二の矢をコントロールすることが生活を楽にする上で重要となります。

マイナスはプラスに勝る

第一の矢が刺さったあとに、第二の矢でプラス(良い感情)とマイナス(悪い感情)の両方の可能性がある場合、多くの人はマイナスの反応を取ります。

これはマイナスの感受性の方が高いといえます。
マイナスに対する感受性の高さは、これまでの人類や生物の進化・発展から考えると当然のものです。

例えば、恐竜が生息していた7,000万円前、私達の祖先である哺乳類は恐竜を避けて生活をしていました。

哺乳類は恐竜に食べられてしまう恐れがあるため、常に茂みの音を警戒して少しでも異変があれば逃げます。それが食事中やつがうチャンスというプラスの状況下においてもです。

これは、目の前の利益と起こり得る損失を考えたものになります。この状況下では目の前の利益は食欲を満たす、子孫繁栄が出来るですが、損失は絶命です。

そのため、損失の方が常にリスクが大きいため、今のヒトはその名残でマイナスへの感受性がプラスに勝っています。

刺激に鈍感になろう

第二の矢のマイナスをプラスに変えることは、ヒトという生物である以上難しいものです。ですが、刺激に鈍感になることはできます。

鈍感にするイメージですが、以下を想像してみてください。

第二の矢で大きく反応しているヒトはTシャツ一枚で外を歩いているもので、風で砂利が飛んで来ると肌に痛みを感じます。ですが、長袖やジャケットを羽織っているヒトだと、砂利が飛んできても感触はあっても痛みは感じないかもしれません、ひょっとしたら砂利が飛んできていることも気づかないかもしれません。

この砂利が第一の矢、痛みや反応を第二の矢に置き換えることができ、長袖とジャケットは” 脳”になります。
つまり、脳を刺激に鈍感にすることが解決策になるということです。

そのための方法として多くあるマインドフルネスの中で瞑想に着目しています。

瞑想では第二の矢に敏感に反応してしまう交感神経の働きを抑える、副交感神経の働きを活発化させることができ他に、共感を扱う脳の灰白質を増やす、免疫系を強化し心理的機能を改善する効果もあります。

終わりに

現代社会にはインターネットなどで刺激の種類が多くなっています。

その一方で、恐竜から命を守るといった刺激への感受性が高いままでもあり、刺激の種類が増えた現在において生きづらい人が多くいることは納得できます。

本では、刺激を第一の矢、それに対応する反応が第二の矢として表現され、その反応がマイナスになりがちであると言われています。マイナスの第二の矢はさらなるマイナスを引き起こす要因にも繋がります。

このマイナスの連鎖を止めるためにも、マイナスをプラスに変えるのではなく刺激に鈍感になりましょう。そのための方法として瞑想が科学的によいという本でした。

本の中では具体的な瞑想の方法が解説されています。
平穏を保ちたい方にはおすすめの一冊です。

それではまた。

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日常の悩みや疑問を本から得たマイノリティな知識・情報で解決するブログです!本を月2冊以上読めば、誰もがマイノリティ思考を手に入れることができます。このブログを通じて本を読んでもらえる方が増えることが目標です。
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