マイノリティのすすめ

『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』本のまとめ5

『2030年 すべてが「加速」する世界に備えよ』本のまとめ5

この本のおすすめの読者
・最新テクノロジーの動向を知りたい方
・テクノロジーが生み出す未来予測を知りたい方
・IT系にお勤めの方

読む前に

1では『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』の1~4章を読んで面白かった
“エクスポテンシャル・テクノロジー”“新しい7つのビジネスモデル”について紹介と感想をお話しました。

2では買い物・広告・エンターテイメントの未来について、
3では教育・医療・寿命延長のみらいについて、
4では保険・金融・不動産・食料の未来についてお話しました。

『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』の目次
第1部 「コンバージェンス(融合)」の破壊力
 第1章 「コンバージェンス」の時代がやってくる
 第2章 エクスポネンシャル・テクノロジー Part 1
 第3章 エクスポネンシャル・テクノロジー Part 2
 第4章 加速が“加速”する

第2部 全てが生まれ変わる
 第5章 買い物の未来
 第6章 広告の未来
 第7章 エンターテインメントの未来
 第8章 教育の未来
 第9章 医療の未来
 第10章 寿命延長の未来
 第11章 保険・金融・不動産の未来
 第12章 食料の未来

第3部 加速する未来
 第13章 脅威と解決策
 第14章 5つの大移動がはじまる

マイノリティゆき

今回はこの本の最後、第3部の話をご紹介します!

脅威と解決策

第3部ではこれまで紹介してきたテクノロジーや未来の可能性を脅かす要因や存在、これからの10年から100年へと視野を広げた社会の変化について話しています。

環境問題を筆頭に様々な問題を今の世界は抱えています。
問題に関して本ではしっかりと言及されていますが、ここでは簡単にまとめます。

水危機

水不足が深刻な問題となってきている。きれいな水を手に入れれない人は現在9億人にも上ると言われ、水を媒介にする感染症は世界全体の死因の第一位となっている。

現在、汚染された地下水、塩水、下水、尿などを浄化できる”スリングショット(Slingshot)”などが考案されている。
この水問題に対するエクスポテンシャル・テクノロジーも他のものと違いなく、成長を進めている。

スリングショットとは?
セグウェイを開発したことで有名なディーン・ケーメンが開発した浄水装置です。
スリングショットは、汚染された地下水、塩水、下水、尿などを100度に沸騰させて、帰化した真水を取り出す装置です。1ガロン(約3.8リットル)あたり約1セントで安価で使用できることが特徴です。

気候変動

火力発電による発電は、電気を作る過程で石炭や石油を燃やすため温室効果ガスである二酸化炭素を多く発生させることが問題としてある。そこで、自然界にタダで存在する再生可能エネルギーである太陽光や風力を使用した発電が現在注目を集めている。

最近では石炭発電所を稼働させるよりも、新規の風力や太陽光発電所を建設するほうがコストは低くなっています。そのため、貧しい国々が、太陽光などの再生可能エネルギーの利用を積極的に行っていることで、世界をリードしています。

マイノリティゆき

再生可能エネルギーに関しては、良いという意見が多いのですが、実際、問題も多くあります。例えば風が強い場所で風力発電機を設置すれば確かに電気を発生させることができ、クリーンなエネルギーになるかもしれません。ですが、その風によって運ばれていた生物や空気などが、風力発電によって力を失って、本来届いていた場所に届かない可能性があり生態系を崩す可能性があります。

これは水力発電による水流の低下や、太陽エネルギーによって土地がやせ細るなども同じです。そのため、手放しに再生可能エネルギーは正しい!と考えないのがいいですね。

自動化によって失われる雇用よりも、生まれる雇用の方が多い

オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーンが発表した”雇用の未来”で、これからの数十年でアメリカの47%の雇用が失われれ、世界全体では85%にまで高まる可能性があると発表され話題となりました。

しかし、現在のアメリカでは失業率は5%に届かず(コロナ禍前)、多くの州では人手が不足している状況となっています。
歴史を振り返っても1790年にはアメリカ国民の90%が農業を生業にしていたが、現在はその割合は2%にまで下がったが雇用がそれだけ失われたかというとそうではない。

また、”AIを使用すると生産性の向上は一時的なもので、1500社を調査したところ人間と機械が協力したときに最大のパフォーマンスになる”とハーバード・ビジネス・レビューで発表されました。

こういった事実から、エクスポテンシャル・テクノロジーは雇用の創出にはプラスに働くとされており、インターネットは、インターネット登場により失った雇用の2.6倍の雇用を生み出しています。

マイノリティゆき

失われる雇用は確かに多いですね。とはいってもそこから生まれる雇用もあるわけなので特に心配せず、明るく考えた方がいいですね。

5つの大移動

人類は住む場所を求めて様々な大陸移ってきた移民です。現在でも、就職・転職・進学などによる場所の移動、海外への移住、利用サービスや製品の変更などたくさんの”移民”的側面を持つ活動を行い、これが新たなイノベーションを生み出しています。

これから先、起こりうる以下の5つの大移動によって世界は進歩します。

①気候変動による7億人の移動

地球温暖化を始めとする環境問題は、この本では多く取り上げられています。

例えば地球が4度上昇すると、ロンドン、香港、リオ、ムンバイ、上海、ジャカルタ、コルカタなどの巨大都市は海面上昇の影響を大きく受け、水中または水面での移動が最も手軽な移動手段になると言われています。

その他、洪水や干ばつなどの被害も大きくなり、気候による影響で7億人が新たな住居を求めて移動すると考えられています。

②世界人口の66~75%が都市へ移動

産業革命で登場した蒸気機関車による影響で、1870年から1920年の間にアメリカの農村部の人口1100万人が都市に出たと言われています。これは現在も見られることで、ナイジェリアやケニアなども都市人口が3倍になった国もあります。

人口を2000万人を超える”ハイパーシティ”はこの都市部への移動により急激に増加し、2050年には世界人口の66~75%が都市部に住むようになると言われています。

③バーチャル世界への移動

従来のビデオゲームには、ドーパミンという興奮を促すホルモンを分泌する働きがあるものがある。そのため、ビデオゲームを使用したオンライン対戦ゲームなどは、一種の中毒的側面でユーザーを虜にします。最近では、ゲーム機やスマートフォンを利用して、オンラインというバーチャル世界で友人と繋がりを持っています。

また最近ではVRの登場により、よりバーチャル世界へ依存し、そこでコミュニティを形成する移住が始まっています。VRがゲーム機と違う点は、現実に近い没入感とゲーム以外の教育や雇用などを与える場所であるということです。

④宇宙への移動

現在、宇宙への移住開発が国家間から民間企業に移っています。
ここではイーロン・マスクとジェフ・ベゾスの宇宙開発取り上げられており、両者の宇宙というフロンティア開拓に対する思いが紹介されています。

なぜ宇宙なのか、それは宇宙には必要なモノがすべてあるからです。
金属、鉱物、エネルギー、淡水、質の高い不動産といったものが宇宙には無尽蔵に存在します。
地球のバックアップとして、また新たな環境を求めるために宇宙での開発競争が進んでいます。

⑤個人の意識がクラウドへ移動

意識をクラウドへ移動が示すものは、人体にチップを取り入れ、脳をクラウドに直接アクセスできるようにするというもので、“ブレイン・コンピュータ・インターフェース”と呼ばれています。これにより、人間の脳はシームレスにインターネットに接続することができ、個人の能力に依存した処理能力と記憶力が大幅に高まります。

理解を深める参考サイト
・ブレイン・コンピュータ・インターフェースとは?
ブレイン・コンピュータ・インターフェースが仕事の未来を変える

マイノリティゆき

移動はたしかに興味深いです。都市に関しては、自動運転車によって郊外利用が増えるんでは?と思いましたが、その郊外が都市になる可能性があるということみたいですね。
地方がますます廃れていく可能性がでてきました。

脳とクラウド接続は面白くて実現してほしいですが、まずは障害を持っている方など医療現場での実現が現実的ですね。

終わりに

マイノリティゆき

『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』の第3部の”脅威と解決策”と”5つの移動”を読んで面白かった内容の紹介と感想をお話しました。

今回で『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』の紹介は終わりです!

それではまた

アクティブなインドア
マイノリティゆき
日常の悩みや疑問を本から得たマイノリティな知識・情報で解決するブログです!本を月2冊以上読めば、誰もがマイノリティ思考を手に入れることができます。このブログを通じて本を読んでもらえる方が増えることが目標です。
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