マイノリティのすすめ

『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』本のまとめ3

『2030年 すべてが「加速」する世界に備えよ』本のまとめ3

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・最新テクノロジーの動向を知りたい方
・テクノロジーが生み出す未来予測を知りたい方
・IT系にお勤めの方

読む前に

前々回には『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』の1~4章を読んで面白かった
“エクスポテンシャル・テクノロジー”“新しい7つのビジネスモデル”について紹介と感想をお話しました。

前回は第二部の第5~7章の買い物・広告・エンターテイメントの未来についてお話しました。

引き続き、第二部の未来のお話をしていきます。

目次

第1部 「コンバージェンス(融合)」の破壊力
 第1章 「コンバージェンス」の時代がやってくる
 第2章 エクスポネンシャル・テクノロジー Part 1
 第3章 エクスポネンシャル・テクノロジー Part 2
 第4章 加速が“加速”する

第2部 全てが生まれ変わる
 第5章 買い物の未来
 第6章 広告の未来
 第7章 エンターテインメントの未来
 第8章 教育の未来
 第9章 医療の未来
 第10章 寿命延長の未来
 第11章 保険・金融・不動産の未来
 第12章 食料の未来

第3部 加速する未来
 第13章 脅威と解決策
 第14章 5つの大移動がはじまる

マイノリティゆき

今回は第2部の“教育~寿命延長の未来”の話をご紹介します!

テクノロジーによる新しい未来(中編)

第二部では、買い物や広告といった身近なものから、教育や寿命といったものまでテクノロジーによりどのように変わるのかという予想が章立でされています。各章で印象に残ったものをご紹介していきます。

教育の未来

現在の教育には”量と質”という2つの問題点があります。

量は、教師の不足で、アメリカでは160万人の教師が不足していると言われています。
質では、従来の「製品」を作るための工業的教育制度が取り入れら、従順な工場労働者を均一的に育てるものです。

そのため、現代においてこの均一な教育は合っていないことは明確で、個人に応じた教育をする必要があります。ですが、教師が圧倒的に不足しているため、テストで管理を用意にする画一的教育を続けるしかありませんでした。

しかし、テクノロジーのコンバージェンスは量と質の問題を解決します。

年10億人の「アンドロイド教師」

子どもたちに教育的なアプリやソフト、ゲームが搭載されたノートパソコンを与えれば、自分で読み書きを学びます。それと同時に現代社会で必要不可欠なインターネットの知識も養うことができます。

また、スマートフォンやタブレットも同様のことが言えます。
2019年に、タンザニアの学校でフルタイムで教育を受けている学生と、教育ソフトの1日1時間の使用した学生を比較したところ、教育成果に差はなかったというものがあります。

毎年10億台を超えて製造されるアンドロイド端末が、教育の根底を変え始めています。

マイノリティゆき

最近はYoutubeで勉強ができ、テックキャンプ的なもので専門知識を手に入れることが出来る時代です。とはいっても、学校に行くことで同世代とのコミュニケーション能力が養えるメリットがあるため、一概にネット教育賛成とは言えませんね。

これがVRのアバター交流だと何か変わるか知りたいですね。

医療の未来

人体の部品交換

臓器が機能しないことで、なくなる病気は多くあります。
臓器移植をすれば解決するのかと言えば、提供ドナーの少なさや他者の臓器ということで拒絶反応も発生するため解決手段とは言い難いものです。

そんな中、自分の臓器を体外で制作をして病気にかかったときに移植をすることが考えられています。
体外で研究が進められている一つに”ブタ”があります。

ブタにヒトの臓器遺伝子を組み込み成長させ、それを移植するという試みです。
ブタはヒトよりも成長が早いことや、臓器のサイズがヒトに近いことから研究が進められています。

理解を深める参考サイト
・ブタからの臓器移植
第22回 ブタの臓器を人間に

そんな、ブタからヒトへの臓器移植ですが、課題が2つあります。

1つ目が、ブタが持っているウイルスや細菌がヒトの身体で病気などを発生させるリスクがあるあります。そのため、クリーンなブタの生産研究が進められています。

2つ目はブタの遺伝子を組み込まれているので、当然ヒトにも拒絶反応が出ます。この拒絶反応を抑え込むように遺伝子調整が行われています。

CRISPR × 従来遺伝子治療

2020年に、CRISPRというゲノム編集技術がノーベル化学賞を受賞したことは、まだ記憶に新しいかと思います。このCRISPRによるゲノム編集技術は少し説明が難しいので詳細は割愛しますが、簡単に言うと従来よりも簡単に遺伝子改変を行える技術です。

現在知られている3万2千の遺伝性疾患の半数の1万6千が、たった一つの塩基対の不具合によって発生していることがわかっています。CRISPRによるゲノム編集技術を使用すれば、従来の遺伝子治療よりも直接的にかつ簡単に治療ができることが期待されます。

そのため、近い将来、CRISPRによるゲノム編集技術の進歩により、少なくとも1万6千の病気を一層することが可能となります。

理解を深める参考サイト
・CRISPRによるゲノム編集技術
特集:CRISPR-Cas9 とは

理解を深めるおすすめ書籍
CRISPR (クリスパー) 究極の遺伝子編集技術の発見

マイノリティゆき

これが実用化されるとヒトはどんどん死なない身体になりますね。
皮膚も再生できるようになれば見た目の若さも維持できるんでしょうかね?

あと、CRISPRに関しては面白いですが、遺伝子ドライブのようなことが心配されているので手放しに喜べないですね。

寿命延命の未来

老化をもたらす原因は以下の9つとされています。

老化をもたらす9つの原因

  1. ゲノムの不安定性:DNAが複製されるときは必ず正しいものではありません。DNA複製に誤りがあると、エラーを認識して修正する機能が備わっていますが、エラーの蓄積や老化によるエラーの見逃しによりDNAエラーによる疾病にかかることがあります。
  2. テロメアの短縮:DNAの中に染色体と呼ばれるものが入っています。この染色体にはテロメアと呼ばれる部分があり、これはDNAの複製が繰り返されることで短くなっていきます。テロメアがある短さに到達すると、細胞分裂は止まり、急激に病気にかかりやすくなります。
  3. 後成的変化:環境や遺伝によって、後発的に病気にかかることがあります。例えば、大気汚染にさらされると、遺伝子エラーによりガンにかかるリスクが高くなります。
  4. タンパク質向上性の喪失:身体の中には様々なタンパク質が生命活動を維持するために働いています。しかし、老化に伴い、その活動能力が失われることがあります。
  5. 栄養素を認識できなくなる:身体が生命活動を維持するためには40種類の異なる栄養素が必要で、その栄養素を認識する細胞が必要となります。しかし、老化に伴ってこの認識能力が低下します。
  6. ミトコンドリア機能障害:ミトコンドリアは身体に有害な活性酸素を抑える働きがありますが、老化に伴いその機能が低下します。
  7. 細胞の老化:細胞はストレスにさらされると老化することがある。この細胞は分裂能力を失い、さらに身体から排除されず他細胞へ悪影響を及ぼす。
  8. 幹細胞の枯渇:幹細胞の供給が老化ととも激減する。これにより、体内の組織や臓器の修復システムが機能しなくなる。
  9. 細胞間コミュニケーションの劣化:細胞同士で血流・免疫系・内分泌系などを通して情報交換をしている。これが老化や炎症によって正常に行われなることがあり、病原体を発見できないなどの影響を受ける。

老化の主な原因9つに対抗した様々なアンチエイジングが研究されています。

若い血液を取り入れると若返る

2000年代初頭にスタンフォード大学の研究グループが、若いマウスと老いたマウスの血液を結合させた。

その結果、老いたマウスの様々な組織や臓器は若々しさを取り戻し、逆に若いマウスは一気老化が加速した。これは若い血液が脳内で新たなニューロン形成を促したことが原因ではないかとされています。

また血液中の”成長分化因子11(GDF11)”という特定の分子の働きではないかと研究が進められ、2014年にはGDF11を注射したマウスの記憶力・脳への血流改善・老化に伴う心臓疾患の抑制・筋肉修復の加速などの改善が見られました。

マイノリティゆき

若い血液を取り込むと若くなるという伝説が、伝説じゃなく事実かもしれないという研究ですね。この特定の分子を取り入れることで若さを保てるのであれば、ヒトの健康寿命は飛躍的上がりそうです。

終わりに

マイノリティゆき

『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』の第2部の”教育・医療・寿命延命の未来”を読んで面白かった内容の紹介と感想をお話しました。

次回は引き続き第2部の未来について紹介をしていきます!

それではまた

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マイノリティゆき
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